矯正医にも様々な資格があるのはご存知ですか?矯正歯科の資格について解説!

矯正医にも様々な資格があるのはご存知ですか?矯正歯科の資格について徹底解説!
 

矯正治療を検討する際、「どの歯科医院に相談すれば良いのだろう?」と迷う方もいるでしょう。矯正治療は時間も費用もかかるため、歯科医院選びで失敗したくないという気持ちはよく分かります。

 

実は歯科医師であれば、特別なトレーニングを受けていなくても矯正治療を行うことができます。そのため、どの歯科医師が矯正治療を専門としているのか、得意としているのかを見分けるのは困難とも言えるでしょう。

 

そこで、一つの判断基準となるのが矯正治療に関する専門的な資格の有無です。例えば、「日本矯正歯科学会」が認定する「認定医」「専門医」「指導医」といった資格があります。これらの資格は、矯正治療に関する一定以上の技術と知識、経験を持つ歯科医師に与えられるもので、技術力や信頼性を示すものになります。

 

矯正医の資格について知っておくことは、安心して矯正治療を受けられる歯科医院を選ぶ上で大切な情報となりますので、今回は、矯正歯科医が取得できる資格について解説していきます。

認定医や専門医とは?

認定医や専門医とは?
 

皆さんも歯科医院のウェブサイトや看板で上述の「認定医」や「専門医」という言葉を見かけたことはありませんか?これらの資格は、特定の分野において、専門的な知識や技術を持つと認められた歯科医師に与えられるものです。

 

各学会や協会が独自の基準を設け、その基準を満たし、なおかつ難しい試験に合格した歯科医師に対して認定医や専門医の資格を与えています。

 

これらの資格を持つ歯科医師は、それぞれの専門分野において、一定レベル以上の知識と技術を持っている人材となります。

 

以降では、矯正歯科で認定医や専門医の資格を発行している学会、協会や、その資格について紹介していきましょう。

日本矯正歯科学会(JOS)

日本矯正歯科学会(JOS)
 

日本国内で最も権威のある矯正歯科の学会です。以下の資格を認定しています。

日本矯正歯科学会 認定医

矯正歯科の基礎的な知識と技術を持つと認められた歯科医師に与えられる資格です。認定を受けるためには、厳しい研修を受け、症例発表を行う必要があります。

 

歯科大学卒業後も継続して矯正治療に従事し、通常5年以上の臨床経験を積むことが求められます。

 
日本矯正歯科学会 認定医
 

加えて、学会活動に積極的に参加し、学術的な知識を深めていることも要件です。日本矯正歯科学会の認定医は、矯正治療の専門性を示す信頼性の高い資格と言えるでしょう。

日本矯正歯科学会 専門医

さらに高度な技術や知識を習得し、難しい症例の治療にも対応できる能力を備えていることを示す資格です。専門医の資格を取得するには、認定医の資格を持ち、多数の症例経験が必要です。また、資格を維持するためには継続的な学習が求められます。

日本矯正歯科学会 指導医

矯正歯科医の指導や教育を行うことができる歯科医師に与えられる資格です。矯正治療の最前線で活躍しながら、後進の育成に携わる高い専門性も持っています。

日本成人矯正歯科学会(JAAO)

日本成人矯正歯科学会(JAAO)
 

成人矯正に特化した学会です。以下の資格を認定しています。

日本成人矯正歯科学会 認定医

成人患者さんに対する矯正治療の専門的な技術と知識を持つ歯科医師に与えられる資格です。日本矯正歯科学会の認定医と比較すると、成人矯正に特化した専門性がより強く、小児矯正とは異なる独特の課題に対応できる能力(例えば、骨の成長が終わっているため、外科手術を伴う治療が必要となる場合があるなど)が求められます。

日本臨床矯正歯科医会

日本臨床矯正歯科医会
 

矯正治療を日々の診療で行っている歯科医師が所属する団体です。この団体は、知識に加えて臨床経験を重視しており、実際の患者さんに対応できる実践的なスキルを磨くことを目的としています。

日本臨床矯正歯科医会 認定医

日本臨床矯正歯科医会が定める基準を満たし、一定以上の臨床症例を経験していることが認定の条件となります。

 

この資格は、実務経験に基づいているため、臨床スキルを重視する一方で、学術的な厳密さでは日本矯正歯科学会に及ばない場合があります。そのため、資格取得というよりも、会員同士がお互いの技術を高め合うことを目的とした会員制の団体という側面が強いと言えるでしょう。

日本矯正歯科協会(JIO)

日本矯正歯科協会(JIO)
 

日本矯正歯科協会(JIO)は、矯正歯科治療に関する教育や啓発活動を行う団体です。

日本矯正歯科協会 認定医

JIOの認定医となるには、JIOが主催するセミナーや研修を修了し、所定の症例を提出した後、試験に合格する必要があります。ただし、日本矯正歯科学会(JOS)ほどの厳密な基準ではないため、認定医の専門性には個人差があると考えられます。

インビザライン(マウスピース矯正)プロバイダー

世界中で広く利用されているマウスピース型矯正装置であるインビザラインを提供する、アライン・テクノロジー社が認定する資格です。

認定プロバイダー

インビザライン(マウスピース矯正)プロバイダー
 

治療実績に応じて「ダイヤモンドプロバイダー」や「プラチナプロバイダー」といったランクが存在します。これらのランクは、インビザライン治療の経験と実績を示す指標として参考にできるでしょう。

 

ポラリス歯科・矯正歯科は、年間症例数400以上に与えられる「ブラックダイヤモンドプロバイダー」を取得しています。

国際学会の認定資格

国際学会の認定資格,アメリカ矯正歯科学会(AAO)やヨーロッパ矯正学会(EOS)など
 

国際的な基準を満たしているため、日本国内でも一定の信頼性を持つと考えられます。代表的なものとしては、アメリカ矯正歯科学会(AAO)ヨーロッパ矯正学会(EOS)などがあります。

 

ただし、海外の学会が認定する資格を持つ歯科医師の治療方針は、日本の治療方針と異なる場合があるので注意が必要です。

認定医を選ぶメリット

ここまで認定医について解説してきましたが、いずれも一定の審査基準をクリアした証を持つ歯科医師ですので、認定医を選ぶことには多くのメリットがあります。

一人ひとりに合った治療計画の立案してくれる

認定医を選ぶメリット:一人ひとりに合った治療計画の立案してくれる
 

認定医であれば、歯の状態をしっかりチェックし、ライフスタイルや希望も考慮したうえで、最も効果的な矯正方法をスムーズに提案することができます。治療期間や費用についても丁寧に説明を行います。

安心・安全な治療を提供してくれる

矯正治療は痛みや不快感など、いくつかの懸念点があります。認定医は、これらのリスクを抑えるために、細心の注意を払って治療を行います。

 
認定医を選ぶメリット:安心・安全な治療を提供してくれる
 

例えば、最新の技術や機器を積極的に導入したり、滅菌体制を徹底したりすることで安全性を高めるのはもちろん、万が一のトラブル発生時にも適切な対応ができるよう、十分な準備をしています。

患者さんに寄り添ってくれる

認定医を選ぶメリット:患者さんに寄り添ってくれる
 

矯正治療は、数ヶ月から数年に及ぶことが一般的です。そのため、治療期間中は、様々な疑問や不安が生じることもあるでしょう。

 

認定医は、そのような患者さんの気持ちに寄り添い、親身なサポートを心がけることが求められます。

認定医を選ぶべきケース

もちろん全ての場合において、認定医を選ぶことが必須というわけではありません。お住まいの地域によっては、認定医が見つからないケースもあるでしょう。

 

しかし、次のようなケースでは、認定医や専門医のいる歯科医院を選ぶことをおすすめします。

難しい症例の場合

顎変形症のように、骨格的な問題が原因で歯並びが悪くなっている場合や、外科手術を伴う矯正治療が必要な場合は、歯科医師の技術と知識が求められます。このような症例では、認定医を選ぶのが良いでしょう。

治療方針に迷う場合

認定医を選ぶべきケース:治療方針に迷う場合
 

矯正治療の方法は一つではありません。マウスピース矯正、ワイヤー矯正、部分矯正など、様々な選択肢があります。

 

もし、現在の治療方針に納得がいかない、他の治療法も検討したいという場合は、セカンドオピニオンとして認定医の意見を聞いてみるのも良いでしょう。

信頼性を重視する場合

認定医を選ぶべきケース:信頼性を重視する場合
 

冒頭でもお伝えしたとおり、矯正治療は時間も費用もかかる治療です。だからこそ、「できるだけ質の高い治療を受けたい」「後悔のない結果を得たい」と考えるのは当然のことでしょう。そのような方は、認定医を選ぶことを検討してみるのも有効です。

のべ5,000人以上の矯正治療を担当した経験をもとに、一人一人に最適な歯列矯正をご提供いたします

ポラリス歯科・矯正歯科は、なるべく治療期間を短縮し、来院の度に調整料や管理料をいただくこともありません。
 

矯正治療は長期にわたるため、資格に加えて、歯科医師との相性や治療方針も確認することをおすすめします。

 

ポラリス歯科・矯正歯科が所属する医療法人社団 千仁会は、のべ5000人以上の矯正治療を行ってきた実績があります。矯正専門の認定医が在籍しているのはもちろんのこと、インビザラインブラックダイヤモンドプロバイダーにも認定されており、知識と経験が豊富な歯科医師が患者さん一人一人に最適な矯正治療をご提供いたします。

 
ポラリス歯科・矯正歯科が所属する医療法人社団 千仁会は、のべ5000人以上の矯正治療を行ってきた実績があります。矯正専門の認定医が在籍しているのはもちろんのこと、インビザラインブラックダイヤモンドプロバイダーにも認定されており、知識と経験が豊富な歯科医師が患者さん一人一人に最適な矯正治療をご提供いたします。
 

また、ポラリス歯科・矯正歯科は、なるべく治療期間を短縮し、来院の度に調整料や管理料をいただくこともありません。

 

矯正治療は、決して安い買い物ではないはずです。だからこそ当院では、患者さんには納得して治療を受けていただきたいと考えています。もし、歯並びのことでお悩みでしたら、ぜひ一度、札幌のポラリス歯科・矯正歯科にご相談ください。